1990年代製 MADE IN JAPAN
スイスのゲイリー・レヴィンソンにより立ち上げられ、90年代中頃まで日本国内で製造されていた非常に良質なブランドと知られる「ブレード」のアクティブ仕様のジャズベースタイプです。
ネックポケットに「B-2」の表記がありましたが、後述するコントロール系の仕様から「BW-2」が正しいモデル名かと思われます。
ミディアムジャンボフレットが打たれたローズウッド指板のメイプルネック、指板エンドのカバーを外せば容易にトラスロッドの調整が行え、ストリングリテーナーは高さの調整が可能です。ボディ材にはセンが使用されており、レヴィンソン製のアクティブピックアップがマウントされています。コントロールはマスターボリューム、バランサー、ブーストのみのトレブル/ベースの2バンドEQという構成ですが、バックパネルに3つのミニトリマーが備えられており、プッシュ/プッシュのスイッチポットでアクティブ/パッシブの切り替えとミッドブーストが可能となっています。具体的には、トレブルポットのスイッチングでバックパネルの2つのトリマー(パッシブのハイカットとローカット)が有効になり、ボディトップのトレブル/ベースコントロールは無効となります。ベースポットのスイッチングでは、3つ目のトリマーでミドルブーストが可能になり、パッシブモードでもミッドブーストは使用できます。ボディトップとボディバックにアクティブとパッシブの2系統のコントロールを備えていることからモデル名に「W」の文字を入れたものかと推測されますが、ピックアップ自体がアクティブタイプなので、電池を使用しなければ音が出ない点にはご注意ください。やや複雑に感じられる仕様ですが、任意に調整可能な2つのサウンドを瞬時に切り替えられる非常に実戦的なベースと言えると思います。
擦り傷や打痕、ゴールドパーツのくすみやメッキ落ちなどの使用感は見られますが、外観を著しく損なう様な傷は無く、年代を考慮すればまずまずの状態がキープされています。フレットの減りも極僅か、ネックのコンディションも良好です。トラスロッドの余裕もあり、電装系も問題ありません。
リペア・パーツ交換歴：コントロールノブ交換×1
ネック：メイプル指板：ローズウッドボディ：セン
ナット幅(実測)：38.5㎜
重量：約4.15㎏
ソフトケース付
※当店にて清掃・点検・調整済み
送料：沖縄・離島を除き一律980(沖縄・離島は3,000)